添加物って、なんとなくあんまり体によくないものってイメージですよね。
成長期の子供が食べるものは大切にしたい。
でも気にしすぎると何も食べられなくなる・・・。バランスが難しいところです。

私も長年バランスに悩み、今は添加物とのほどよいお付き合いに落ち着いています。
この記事では添加物との無理をしない付き合い方を9つご紹介したいと思います。
この記事でわかること
「食品添加物」の種類や危険性
添加物との無理しすぎない上手な付き合い方
夫の体調不良がきっかけ。添加物ってこんなに身近だった!


結婚したばかりのころ、夫がよく体調を崩していました。
料理をしたことがなかった私は、本とにらめっこして2時間かけて夕飯の用意をしていました。
が、夫はお腹を壊したり、疲れやすかったり…。
「もしかして食べ物に何かあるのかも?」
たまたま本屋で目に入った本でそう思い当たり、食の安全について添加物の勉強を始めました。
そうすると、どうしても食品の原材料が気になるように。
そこから市販のハムやパン、冷凍食品、調味料の原材料をチェックするようになったけれど、どれを見てもカタカナだらけの原材料にびっくり。



子どもが生まれてからは、「これから体を作っていくこの子に、どんな食べ物をあげたらいいんだろう」と、より強く思うようになりました。
添加物って全部ダメ?必要なものと避けたいもの


添加物といっても種類は様々。すべてが悪いわけではありません。



たとえば豆腐に使う「にがり」や、こんにゃくを固める「水酸化カルシウム」は、食品を作るうえで必要なものです。
でも世の中にあふれている添加物の多くは、「安く大量に作る」「見た目をよくする」「日持ちをさせる」ためのもの。
しかも、安全性は「一種類ずつ」しか調べられていません。
「複数の添加物を組み合わせて毎日摂ったらどうなるか?」は、まだ誰にもわかっていないんです。



わかっていないなら「とにかく避ける」ことが大切です。
特に避けるべき添加物は覚えておきましょう。
❌ 避けた方がいい添加物一覧(使用目的別)
使用目的 | 添加物名 | よく使われる食品例 | 注意点・リスク |
---|---|---|---|
保存料 | 安息香酸Na | 清涼飲料、栄養ドリンク | 胃腸粘膜への影響。動物実験で悪影響 |
ソルビン酸K、パラベン | 漬物、シロップ、しょうゆ | 合成。発がん性の疑いあり | |
酸化防止剤 | BHA、BHT | 油、加工スナック | BHAは発がん性確認、BHTも疑いあり |
漂白剤・保存料 | 亜硫酸Na | ドライフルーツ、かんぴょう、ワイン | 胃腸への刺激。過敏な人には注意 |
殺菌料 | 次亜塩素酸Na | 食品工場の殺菌 | 基本的に残らないが、残留の可能性も |
防かび剤 | OPP、TBZ、イマザリル | 輸入柑橘類(レモン、オレンジ) | OPPは発がん性あり。もともと農薬 |
発色剤 | 亜硝酸Na | ハム、ウインナー、ベーコン | アミンと反応して発がん性物質を生成する可能性 |
着色料 | タール系色素(赤色2号、黄色4号など) | ジュース、菓子、漬物など | すべて自然界にない物質で発がん性の疑い |
カラメル色素Ⅲ・Ⅳ | コーラ、ソース、コーヒー飲料 | ⅢとⅣ型に発がん性物質が含まれる | |
甘味料 | サッカリンNa | 酢だこ、酢漬けしょうがなど | 古くから発がん性が指摘されている |
アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK | カロリーオフ飲料、ダイエット食品 | 長期摂取によるリスクが懸念されている | |
小麦改良剤 | 臭素酸カリウム(臭素酸K) | パン | 発がん性確認。残らない前提で使用が認められている |



発がん性の心配があるものも多いです。
これらが複数入っている食品も多いので、注意が必要です。
✅ 比較的安全性が高いと考えられる添加物一覧(使用目的別)
使用目的 | 添加物名 | よく使われる食品例 | 特徴・補足 |
---|---|---|---|
酸化防止 | ビタミンC(L-アスコルビン酸) | ジュース、加工品 | 天然にも存在。安全性が高い |
ビタミンE(d–α–トコフェロール) | 食用油、マーガリン | 抗酸化作用あり | |
酸味調整 | クエン酸 | 飲料、ジャム、キャンディ | 柑橘類に含まれる成分 |
保存性向上 | 乳酸 | 漬物、発酵食品 | 発酵由来。腸内環境にも有用とされる |
ゲル化・安定化 | 寒天、ペクチン | ゼリー、ジャム | 天然由来。植物性で安全 |
栄養強化 | 各種ビタミン類(B群など) | 栄養補助食品、加工品 | 栄養補助目的で添加されることが多い |
甘味 | ステビア、ラカンカ抽出物 | ノンシュガー食品 | 自然由来の甘味料で比較的安全 |



まったく無添加の食品を探すことは難しく、また金額も高めになってしまうので許容範囲を決めて選ぶことが大切です。
無理なくできる!ママのための“無添加ライフ”の始め方


添加物の勉強をしていると、あれもこれも食べてはいけない気になってしまいます。



「カップラーメン駄目!」「お菓子は手作り!」と神経質になってしまい、家族は困っていました。
家族の健康を思うあまり視野が狭くなっていたんです。



スナック菓子食べたいよ~!



そうだよね・・・。
今まさに頑張っているお母さん、大丈夫ですよ。
働きながら無添加にこだわるのは本当に大変なことですよね。
完璧を目指さず、「できるだけ減らす」を意識するだけでも、家族の体に優しい食事になるはず。



「無理せず、ほどほどなお付き合い」で。
添加物くんとはそんな距離感でいることが自分も家族も笑顔でいられるのかもしれません。
① 買い物のときは「/(スラッシュ)の右側」だけチェック!


最初はすべての原材料を読んで疲れていましたが、今は「/(スラッシュ)以降」だけ確認。
✅ カタカナ添加物がズラリ → なるべく避ける
✅ 表示がシンプルなら → OK!
これだけでも買い物の時短&安心感がグッと上がりました。



最近は1部の食品は「添加物」だけ原材料とは違った枠に表記されていることも。
子供との買い物は添加物のチェックも大変ですが、繰り返しているうちに時間をかけず判断できるようになってきました。
② 冷凍食品は「秋川牧園」で安心と時短を両立!


冷凍食品は便利だけど、スーパーのものは添加物が気になる…。
そんな私の定番は【秋川牧園】の冷凍食品。
秋川牧園の冷食がおススメの理由
安心できる原材料
手ごろな価格(一部のオーガニック系スーパーやネット、生協で買える)
忙しい朝のお弁当作りにも大助かり!



「忙しいけど、できるだけ体に優しく」が叶います。



チキンナゲットが美味しいの!
③ ウインナー・ベーコンは「無塩せき」だけリピート!
お弁当のおやずや夕飯づくりに欠かせないウインナー・ベーコン。
これらには要注意の添加物「亜硝酸Na」などが入っているものが多いんです。



おススメは「無塩せき」のウインナー・ベーコンです。
無塩せきとは?
→ 発色剤(亜硝酸Naなど)を使っていないウインナーのこと。
→ 一般的なウインナーより添加物が少ないのが特長。
購入できる場所は
- Oisix、らでぃっしゅぼーやなどの宅配食材サービス
- イオンなどのスーパー



多くのスーパーに並んでいるので、探してみてね。
④デトックスのため「お茶より水」


完全に添加物を避けるのは難しいですよね。
それならデトックスを意識するだけでも気持ちはグッと楽になります。
デトックスなら水分補給はお茶よりシンプルな「水」がおススメです。
デトックスに水がおススメの理由
水は腎臓や腸の働きを助け、老廃物を排出しやすくする
体の“排出ルート(尿・便・汗)”を整えるのに必要不可欠



よく言われるのは「1日1リットルの水を飲む」健康法ですが、「飲まなければいけない」と思うとそれもストレスになりますよね。
「ジュースやお茶の代わり」くらいで水を飲んで、気楽に続けていきましょう。
⑤「健康のためにこだわるアイテム」例:梅干し
すべてに気をつけるのは正直しんどい。
だから私は、「これだけはこだわる!」というアイテムを1つ決めています。



私の場合は5年かけてみつけた、無農薬・3年熟成の梅干しです。
なぜ梅干しなのか?
- 防腐・殺菌・整腸など、日本の伝統的なスーパーフード
- 添加物なしでも長持ちしやすく、余計なものを入れる必要がない
- 疲労回復・ミネラル補給にも◎
お値段はちょっと高め。
でも、「これだけは体にいいものを」と決めているので、健康投資として迷わず選んでいます。



私が愛用しているのは徳重紅梅園の3年熟成・無農薬梅干しです。
市販の梅干しより栄養価が高く、無農薬のため安心して食べられます。
品質のぶん、お値段は高めなのでふるさと納税を利用して購入しています。
子どもにも安心して食べさせられるし、朝ごはんに1粒あるだけで気持ちが整います。
⑥ カット野菜は「しっかり洗う」ルールで安心に


カット野菜はとても便利。
料理が苦手な私にとって、下ごしらえがいらないのは本当に助かります。
でも実は、カット野菜には「殺菌剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)」が使われていることが多いんです。
なぜ殺菌剤を使うの?
- カットされた野菜は表面積が広く、傷みやすい
- 雑菌の繁殖を防ぐために、次亜塩素酸ナトリウムで洗浄されるケースが一般的
- 洗浄後に水で流す工程はあるが、完全に落ちきらない可能性もある
殺菌剤のリスクって?
- 微量とはいえ、体内に残留する可能性がある
- とくに子どもや敏感な人には、影響が気になるという声も
私の対処法:とにかく「しっかり洗う」
スーパーでカット野菜を買うときも、必ず流水で2~3回しっかり洗うようにしています。
とくに袋から出してすぐ使うのはNGと決めています。
「せっかくの時短アイテムに、洗う手間を加えるのはもったいない…」と思われるかもしれませんが、洗うことで殺菌剤の残留を軽減できるとされているので、私はひと手間かけています。



なお、宅配食材サービスで有名なOisixのカット野菜は*焼成カルシウムを使って殺菌しています。
(*塩素系の次亜塩素酸ナトリウムより安全性が高いとされている)
ミールキットの食材にも次亜塩素酸ナトリウムは使用されていません。
⑦ 子供が大好き!インスタントラーメン・ポテチもなるべく無添加で大丈夫





子供はインスタントラーメンやポテトチップスが大好きですよね。
「添加物、多いなあ・・・」と原材料を見て悩むお母さんもいらっしゃると思います。
でも、大丈夫。
「無理なくなるべく無添加」でいいんです。
【インスタントラーメン】は「無添加」や「シンプルな原材料」で選ぶ
インスタントラーメンには、
- 調味料(アミノ酸等)
- 酸化防止剤
- 合成香料
- 着色料
など、たくさんの添加物が使われているものも。
なので私はまず、「スープの素/調味油の原材料」を見て、
- カタカナ添加物が少ないか
- 自然素材(昆布・魚介・醤油・塩など)で味を作っているか
をチェックします。
おススメのインスタントラーメン
桜井食品のインスタントラーメン(しょうゆ、みそ味どちらも◎)
オーサワジャパンのラーメン(価格は少し高めですが、体に優しい)



両方とも植物油で揚げてあり、化学調味料不使用です。
子どもと一緒に食べるときも安心感があります。
【ポテトチップス】は「原材料3つ以内」で選ぶ



ポテチはシンプルに塩味が一番安全です。
市販のポテチは、特に「コンソメ」「チーズ」などのフレーバー系に添加物が多く含まれがち。
私が選ぶ基準は:
- 原材料が「じゃがいも・植物油・食塩」の3つ以内
- 香料・調味料(アミノ酸等)などが入っていないもの
わが家の“やさしいポテチ”定番
カルディの「ノンフライポテト」シリーズ(海外輸入品も)
湖池屋の「PURE POTATO」シリーズの一部(塩だけのもの)
自然食品店の無添加ポテチ(少し高いですが満足感あり)



食べるのをやめるより、体にやさしいものを選ぶ工夫をすると無理なく続けていけます。
⑧ パンはホームベーカリーで焼く!





スーパーなどで市販されているパンの多くには、保存料・乳化剤・イーストフード・香料・pH調整剤などの添加物がたっぷり使われていることが多いんです。
買うのは躊躇してしまうけど、子供はパンを食べたがるし・・・。
そこで思い切ってホームベーカリーで焼くことにしました。
ホームベーカリーで作るパンの魅力: 自分で原材料を選べるから安心
- 国産小麦粉(北海道産など)
- 天然酵母や白神こだま酵母
- きび糖やてんさい糖
- 発酵バターや太白ごま油 など
家族の体質に合わせて材料を選べるのが魅力。
アレルギー対応のパン作りにも◎です。
材料を入れてスイッチオン!でOK
朝セットしておけば、起きたときに
焼きたてのいい香りが部屋中に♪
忙しい朝でも、「焼きたてパン+野菜スープ」などで
満足度の高い朝ごはんが作れます。
経済的にも◎
無添加・オーガニック系の市販パンは高いですが、自宅で焼けばコスパも抜群。
焼きたての香りと安心感は、プライスレスです。
⑨ おやつは“手作りゼロ”でも素材で選ぶ!


お菓子作りは苦手なので、市販でも安心できるものを常備しています。
素焼きミックスナッツ(食塩・油不使用)
栄養価も高く、腹持ちも◎。大人のおやつにもぴったり!
おいもチップ(さつまいも+米油だけ)
甘さ控えめで、小さな子どもにも安心。原材料がたったの2つ!
干し芋・焼き芋
自然な甘さで、子どもにも大人気。スーパーや生協で簡単に買えます。
寒天ゼリー(無糖+果物で手作り風)
市販の無添加タイプを冷蔵庫にストックしておくと便利です。



手作りしなくても、素材がシンプルなものであれば安心です。
まとめ:添加物とは「無理せずほどほど」の付き合い方を
添加物はすべてが悪いわけではありませんが、中には避けたいもの・気をつけたいものもあります。
特に成長期の子どもが口にするものは、できるだけ安心なものを選びたいですよね。
でも、完璧を目指すと疲れてしまうし、家族も窮屈になってしまうことも。
だからこそ、「全部避ける」ではなく、「できるだけ減らす」「選び方を知る」ことが大切です。
スラッシュ(/)以降の添加物をチェックする
冷凍食品は秋川牧園など安心できるものを選ぶ
ウインナー・ベーコンは「無塩せき」を選ぶ
デトックスにはお茶より水を選ぶ
など、
日々の中で少しずつ工夫することで、無理なく添加物と付き合っていけます。
大切なのは「ママが笑顔でいられること」。
無添加生活は、がんばりすぎなくて大丈夫。
「できる範囲で」「無理なく続ける」が、一番の安心につながりますよ。



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