ちょっと気になるカップラーメンの「裏側」とは?
仕事・家事・育児でクタクタ…。

そんな時にパッと食べられるカップラーメンは、頼りになる存在。
でもふと「これって体に悪くないの?」と感じたことはありませんか?
今回は、カップラーメンの原材料表示からわかる添加物の実態を詳しく見ていきます。
子どもや家族の健康を守りたいママにとって、大事な情報をまとめました。



添加物のみではなく、容器の安全性についても調べました。
結論から言うと、健康面では積極的に口にすることはおすすめできません。
実際にどんな添加物が使われているの?3つのカップラーメンの原材料チェック


▶ カップラーメンAに使われている添加物



カップラーメンAの原材料です。
添加物には青色マーカーは添加物です。
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、チキンエキス、ポークエキス、しょうゆ、ポーク調味料、香味調味料、香辛料)、かやく(味付豚ミンチ、味付卵、味付えび、味付豚肉、ねぎ)、スープ(糖類、粉末しょうゆ、食塩、香辛料、たん白加水分解物、香味調味料、ポーク調味料、メンマパウダー)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、カラメル色素、かんすい、増粘多糖類、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、酸味料、香料、香辛料抽出物、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
▶ カップラーメンBに使われている添加物



カップラーメンBの原材料もチェックしました。
めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、チキン調味料、大豆食物繊維、卵粉)、スープ(しょうゆ、豚脂、チキンエキス、鶏脂、たん白加水分解物、食塩、植物油脂、にぼし調味料、ポークエキス、香味調味料、香味油、オニオン調味油、糖類、魚粉、チキン調味料、さば調味油、香辛料)、かやく(チャーシュー、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、リン酸Ca、カラメル色素、香料、酒精、酸味料、カロチノイド色素、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、増粘剤(キサンタンガム)、チャ抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
▶ カップラーメンCに使われている添加物



同じようにカップラーメンCもチェックしました。
めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、大豆食物繊維、植物性たん白、チキンエキス、香辛料(花椒)、卵粉)、スープ(たん白加水分解物、ねりごま、植物油脂、豚脂、みそ、ポークエキス、糖類、香辛料、食塩、酵母エキス)、かやく入りスープ(ごま、糖類、チンゲン菜、味付肉そぼろ、食塩、乳等を主要原料とする食品、香辛料)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、増粘多糖類、乳化剤、香料、炭酸Ca、酸味料、カロチノイド色素、セルロース、焼成Ca、香辛料抽出物、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・落花生・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)



どれも多くの添加物が使用されていました。
また、油の安全性も気になるところです。
添加物一覧と健康への影響



原材料をチェックしたカップラーメンに使用されていた添加物について、まとめました。
特に摂取に不安があるものは太字です。
添加物名 | 用途 | 安全性とリスク(簡易) |
---|---|---|
調味料(アミノ酸等) | うま味を出す | 摂りすぎると味覚鈍化の可能性あり |
加工でん粉 | とろみや粘度を出す | 基本的に安全、過剰摂取は注意 |
炭酸Ca・焼成Ca | カルシウム補給・pH調整 | 安全性は高いが添加目的に注意 |
カラメル色素 | 着色 | 種類によっては発がん性の懸念あり(Ⅲ・Ⅳ型) |
かんすい | 麺のコシ出し | 安全とされるが過剰で消化に負担も |
増粘多糖類/増粘剤 | とろみや粘りをつける | 一般的に安全だが一部でアレルギー報告あり |
酸化防止剤(VE等) | 油脂の酸化防止 | ビタミン類は安全、他の物質は要確認 |
乳化剤 | 油と水を混ぜる | 長期的な摂取で腸内環境に影響の報告も |
香料/香辛料抽出物 | 香りづけ | 合成香料は種類により注意が必要 |
セルロース | 食物繊維代替・食感改良 | 基本的には安全とされている |
カロチノイド色素 | 黄色~赤色の天然由来色素 | 比較的安全(βカロテン等) |
酒精・チャ抽出物など | 香り・保存性向上 | 使用量によるが過剰摂取には注意 |
リン酸Ca | ミネラル添加・pH調整 | 過剰摂取でカルシウムバランス崩す可能性 |
くん液 | 燻製風味づけ | 過剰摂取は発がんリスクとの関連性も |
容器の安全性にも注意!見落としがちなポイント
インスタントラーメンの「中身」だけでなく、「容器」にも注意したいポイントがあります。
発泡スチロール容器(PS=ポリスチレン)
- お湯を注ぐと**微量の「スチレンモノマー」**が溶け出す可能性があるといわれています。
- スチレンモノマーは長期的な摂取で発がん性のリスクが指摘されており、海外では規制の動きもあります。
内側のコーティング材(BPA=ビスフェノールA)
- 一部のプラスチック容器や缶の内側に使われている物質。
- ホルモンかく乱作用(環境ホルモン)への懸念があり、胎児や乳幼児の発達に影響を及ぼす可能性があるとして、EUでは使用制限も。
電子レンジ使用NGなのに、間違って加熱してしまうケースも…
- 容器に「電子レンジ不可」と書いてあるのに、つい使ってしまうことも。
- 高温加熱によって、有害物質が溶け出すリスクが高まるため注意!
子どもや家族の健康を守るためにできること


原材料表示をチェックするクセを
知らない添加物や成分は、スマホで調べながら選ぶのがおすすめです。
できればカップラーメンではなく、インスタントラーメンにする
カップラーメンには添加物が多く使用されており、容器の安全性にも不安があることがわかりました。
けれど、毎日忙しいママにとって夕飯作りの見方である即席麺は必要不可欠ですよね。



そこでおススメなのがインスタントラーメンです!
インスタントラーメンのメリット
・化学調味料が不使用の商品がいくつもある
・野菜と一緒に煮込めば栄養バランスもアップする
・容器の安全性の心配が不要
まとめ:知ることで「安心な選択」ができる
インスタントラーメンは、すぐ悪者にする必要はありません。
でも、
- 添加物の種類と量
- 容器の安全性
- 食べる頻度
を少し意識するだけで、健康リスクをグッと下げることができます。
また、少し調理の手間はかかりますがインスタントラーメンにするだけでも◎。
そして何より、「これなら家族に出しても安心」と思える商品を選ぶことが、ママの心のゆとりにもつながります。
コメント