和菓子は危険?人気和菓子に使われがちな添加物とそのリスク

バターやクリームをたっぷり使った洋菓子に比べると、和菓子は「甘さ控えめ・素材がシンプル」な印象がありますよね。

でも、市販の和菓子の裏側には、実は私たちが見落としがちな「添加物」がたくさん使われていることをご存知でしょうか?

この記事では、

①よく食べられている和菓子にどんな添加物が使われやすいのか
②そしてそのリスクについて

わかりやすく解説していきます。


目次

和菓子=昔ながらの安心おやつ…とは限らない

和菓子は、あんこやお餅など、日本古来の材料を使って作られてきた伝統的なお菓子です。
昔ながらの和菓子屋さんが手作りする和菓子は、確かに「小豆・砂糖・もち米」など、自然な素材が中心です。

しかし、現代の大量生産された和菓子や、コンビニ・スーパーで売られている和菓子には、見た目や保存性をよくするために多くの添加物が使われているのが現状です。

特に、以下のような目的で添加物が使われています。

  • 長く日持ちさせる(保存料、防かび剤、酸化防止剤)
  • 色を鮮やかにする(合成着色料)
  • 食感を良くする(増粘剤、ゲル化剤、乳化剤)
  • 味や香りを調整する(香料、人工甘味料)

それでは、使われやすい添加物とそのリスクを見ていきましょう。

和菓子によく使われる添加物と使用例


ここでは、和菓子でよく使われる添加物について、目的・危険性・使用される和菓子の例をわかりやすくまとめました。


1. トレハロース

目的:保湿、甘味、食感を保つ。変色防止や日持ち向上にも効果あり。
危険性:自然界にもある糖ですが、大量摂取で血糖値上昇や腸内環境への影響が懸念されています。
よく使われる和菓子:フルーツ大福、どら焼き、水まんじゅう


2. ソルビトール(ソルビット)

目的:甘味料・保湿剤。しっとりとした食感を保つ。
危険性:過剰摂取で下痢や腹部膨満感の原因になることがあります。
よく使われる和菓子:羊羹、どら焼き、蒸しカステラ


3. 麦芽糖

目的:自然な甘味とツヤ、保湿効果。餡や生地の乾燥を防ぐ。
危険性:比較的安全とされていますが、糖質の摂りすぎには注意。
よく使われる和菓子:どら焼き、きんつば、ういろう


4. 膨張剤

目的:生地をふっくら膨らませる。
危険性:種類によってはアルミニウムが含まれる場合があり、過剰摂取で健康への影響が懸念される。
よく使われる和菓子:どら焼き、蒸しパン、カステラ

ふわっとした食感の和菓子に使用されているんだね!


5. グリシン

目的:防腐・保湿・味の調整(うま味)。
危険性:アミノ酸の一種で安全性は高いが、過剰摂取は避けたい。
よく使われる和菓子:大福、どら焼き、水まんじゅう


6. 乳化剤

目的:油と水をなじませ、なめらかな食感を保つ。
危険性:比較的安全だが、一部の合成乳化剤にアレルギー反応を示す例も。
よく使われる和菓子:大福、どら焼き、バターどら焼き


7. 酵素

目的:でんぷんやタンパク質を分解し、生地を柔らかく保つ。
危険性:表示義務がない場合があり、アレルゲンになることも。
よく使われる和菓子:大福、どら焼き、ういろう


8. 着色料(ラック、コチニール、黄4、青1など)

目的:色鮮やかな見た目を作る。
危険性:一部の着色料はアレルギーや発がん性の懸念が報告、されています。
よく使われる和菓子:三色団子、羊羹、ゼリー系和菓子、ねりきり

和菓子はその色鮮やかさが特徴ですが、そのため人口着色料が使用されているんです。


9. 安定剤(増粘多糖類)

目的:とろみ、なめらかさ、成型の安定。
危険性:体に吸収されにくいため、過剰摂取で便秘やガスがたまることがある。
よく使われる和菓子:水まんじゅう、あんみつ、葛餅


10. pH調整剤

目的:保存性を高め、微生物の繁殖を抑える。
危険性:摂取量によっては腸内環境への悪影響が懸念されます。
よく使われる和菓子:三色団子、蒸し饅頭、ゼリー系和菓子



添加物の危険性をどう考えるべき?

もちろん、すべての添加物が「即座に体に悪い」というわけではありません。
日本で使用が許可されているものは、一定の基準をクリアしているとはいえ、長期的な摂取や子どもへの影響に対しては、まだまだ研究の途中という側面もあります。

特に子どもは体が小さく、代謝能力も未発達なため、大人よりも影響を受けやすいとされています。


家族の健康を守るためにできること

  • 原材料表示を確認する習慣をつける
    「〇〇酸」「〇〇K」「赤○号」などの表示に注意。
  • 色が鮮やかすぎる商品には注意
    練り切りや羊羹などは、合成着色料の使用が多いです。
  • 日持ちしすぎる商品は要注意
    常温で1ヶ月以上持つ和菓子は、何らかの防腐対策がされていることがほとんど。
  • できるだけシンプルな材料のものを選ぶ
    「砂糖・小豆・もち米」など、素材そのものがわかるものがベスト。

まとめ:和菓子選びも「見た目より中身」で

  • 昔ながらのイメージが強い和菓子ですが、市販品には多くの添加物が使われることも
  • 特に色・日持ち・食感を整えるための添加物に注意が必要
  • すべてを避けるのは難しくても、「知って選ぶ」ことでリスクは大きく下げられる

「和菓子だから大丈夫」ではなく、「何が使われているかを知って選ぶ」。
その一歩が、お子さんやご家族の未来の健康を守ることにつながります。

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